Curriculum at DIC


Dulwich International Collegeで提供されているカリキュラムの紹介です。
7年生から11年生まではIGCSEコースを受講しますが、私は経験がないので
ここでは12,13年生のIBコースについてご説明します。


IB (インターナショナル・バカロレア資格)とは

フランスの資格で、主に16〜18歳の高校生が受講します。
フランス・イギリスではIBの成績が大学受験に影響することが多々あります。
IBにはDiproma(ディプロマ)とCertificate(サーティフィケート)があります。


IB Diproma & Certificate

IB Dipromaでは、選択性の6科目に加えCAS(Creativity, Action, Service)、
TOK(Theory of Knowledge)が必須とされています。またDICの場合、Certificateの
生徒はTOKを免除され、受講科目は5科目〜6科目とされます。そのため必然的に
大学受験の際にDipromaより不利になりますが、英語が十分に話せない生徒にとって
TOKは難易度が高すぎるため、DICではIBの約1割がCertificateを受講しています。
また、各教科にはHL(ハイアーレベル)とSL(スタンダードレベル)が設けられ、
Diproma受講の場合にはHLを最低3教科選択することを義務付けられています。
ちなみにCertificateは自由。


IBの基本的な授業

IBには第一言語(Language A1)・第二言語(Language B)・社会科・数学・理科・
芸術他の6セクションがあり、その中から好きな教科を選ぶため、殆どの生徒が
全く別々の教科の組み合わせを持っています。クラスは少人数制で、一番多い
Artのクラスでも14人です。それぞれの教科については私が選択しているもののみ
下に詳細を載せます。

Japanese A1 Self-taught (SL)
第一言語として日本語を取っていますが、IBの先生として日本文学を教えることが
出来る先生がいないため、Self-taughtスタイル(自学自習)を取っています。
基本的にはClass-taughtと同じ内容で、日本文学・海外文学の課題図書を読み、
それについて論文とオーラルの試験があります。2年間でSLの場合約10冊の本を読む
必要があります。私の場合は先生がいないため、学校が用意したスケジュールに
そって自分で論文を書き、それを英訳してからEnglish A1を教えている先生に添削
していただくという手段をとっています。フィリピン・スウェーデン・ポルトガル
などA1が提供されていなくても英語がよく話せる子は殆どEnglish A1を取っていますが、
英語力がそこまで達していない日本人生徒や韓国人生徒はSelf-taughtを取っています。
また、Certificateの場合はA1をスキップする子もいるようです。

English B (SL) Mr.Derek Evans
第二言語、英語です。このクラスにはタイ人・韓国人・日本人・台湾人がいます。
授業内容は本を読んだり映画を見て簡単なエッセイを書いたり、「人種差別」「メディア」
「戦争」などテーマにそってディスカッションをしたり。今までにワークシートと
エッセイを2作、新聞を1部と学校のパンフレットの製作をしました。

Information Technology in a Global Society (SL) Mr.Jon Byron
通称ITGS。簡単に言えばコンピューターの授業です。Microsoft Officeのソフトウェアを
使いこなすことと、自分でテーマを決めたポートフォリオを提出することが義務付けられ
ています。今までにポートフォリオを3作、ソフトウェアは今のところWord, Excelに加え
PowerPoint, Publisher, Access, FrontPageを使えるようになりました。ちなみにCerti.
の場合はこのセクションをスキップする生徒がほとんどです。

Math Studies (SL) Mr.Marshall
数学はSL・HLともに2クラスあります。授業内容は日本とあまり変わらないと思いますが、
GDC(グラフィック・デザイン・カリキュレータ)という電卓を使いこなせないと何も
出来ません。公式を覚えることよりもたくさんのパターンの問題に対応することが要求
されているとおもいます。その他に各自でプロジェクトを考え、プレゼンテーションする
こともあります。

Biology (SL) Mr.Barry Daniels
生物も日本とそう変わりません。試験は4択の問題と文章題が数題、エッセイが3問で構成
されます。授業には化学実験や顕微鏡実習、解剖実習も含まれます。その他プロジェクトと
プレゼンテーションやExperiment Planning(実験計画)も行われます。

Visual Art (HL) Miss.Sandra Joly
HLでもついていけそうだったのでただひとつHLを取っています。HLの場合2年間で12作品と
RWB(リサーチ・ワーク・ブック)を提出しなければいけません。12作品はそれぞれが自分
でテーマを決めて各自で全く違うものを生み出します。半期に1度プレゼンテーションをして
クラスの仲間に意見を聞く場も用意されたり、Miss.Jolyのご好意で校外授業があったりも
します。

CAS

Creativity, Actionのふたつは放課後のActivityから選ぶことになっています。私の場合
12年生1学期は写真とテニス、2学期はオーケストラとバドミントン・3学期はピアノと水泳。
Serviceは地域奉仕、つまりボランティアです。私の場合はプーケットタウンにある日本人
補習校にお手伝いにいっていますが、他の子達は金曜日の午後を利用してスクールバスを
洗ったり、地元の学校に英語を教えに行ったり、図書室の手伝いをしたりしています。


以上、IBについて簡単に書きましたが、各学校によってかなり方針が違うようです。
提供されている科目なども違いますので、それぞれの学校に問い合わせるのが一番ですね。


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